修理日記 (ヤマハ修理編)

師走に入り一気に寒さも本格化してきましたね!🍃😖💦

ちなみに私は雪国出身ですが寒さにはめっぽう弱いです。
東京のからっ風は本当冷たい!!
体感温度は私の地元より寒いです。。笑
雪って意外と暖かいんですよ😊⛄❄


さて本日のピアノの修理は、
バットフレンジコードという「ひも」のようなものを貼り替えています。
(劣化により変色しています。触れば粉の様にホロホロとほどけます。)

このコード、年数が経つにつれだんだん弱くなっていくのですが、ヤマハのある年代に製造されたピアノに限ってこちらのコードの素材があまり良くなく、今の時代になってブチブチ切れて来ています。
なので大体この年代のヤマハアップライトを持っているお宅にいるとほぼ切れているor修理済みです。

こちら正面からは見えない場所にあるので中々見た目には気づきづらいのですが、ピアノにとって実はとても重要な箇所なんです。

簡単に説明すると、ハンマーを叩いた時ハンマーを戻す大事な役割を果たしてくれています。

なので速い曲やトリルが出てくる曲を弾く時にこのハンマーの戻りが悪いことでとても弾きづらくなってしまいます。

弾きづらいピアノを無理に弾くと手に余計な力がかかるのはもちろん、上手く弾けないのは練習不足だからだ!と思ってそれ以上頑張って練習すると…
最悪腱鞘炎等になってしまいます😱


そして修理後のお写真がこちら。
薬剤で古いコードを全て外し、新しい物に全交換しました。
これによりスプリングがちゃんとコードに引っかかってくれています。
今回実施したお宅では小学生のお子さんが来月の発表会に向けてモーツァルトのピアノソナタK.545を練習されていました。
(皆さんご存知の通りこの曲はトリル満載ですね)

今回このフランジコード交換をした事によりとても弾きやすくなったと喜んでいただけました!(^^)


無駄な力がかからず脱力してピアノを弾けるようになり、きっとこれからの練習もグッと捗ってくれるかと思います。


うちのピアノなんか弾きづらいかも?と思ったら是非一度ご相談ください(^^)


はのんピアノ調律サービス

hanon.piano442@gmail.com

はのんピアノ調律サービス

世田谷区を拠点に活動している 調律師歴15年の女性ピアノ調律師です。 ピアノに関するお悩みが御座いましたらお気軽にお問合せ下さい。

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